ランウェルの定番アイテム「15ミリレンチ」は、短いものから全長125mmのDRIP15、170mmのAQUALIA15、そして250mmのVATTO15、の3種類を展開しています。
使用シーンや好みによって手に取るアイテムは人それぞれですが、初めて購入を検討する方は迷うところがあると思います。そこで、実際のユーザーさんに使い心地や、選んだ理由などをお聞きし、デザインの意図と経緯を踏まえてご説明したいと思います。レンチ選びの参考になれば幸いです。
携帯用レンチ「DRIP15」


DRIP15を選んだ理由、使った感想など教えてください。
瀬下舜斗さん / 学生
ただの汎用レンチじゃなくてピスト専用品っていう所、デザインが美しく所有欲が満たされそうなとこに惹かれました。あと、隣の市で作ってるっていう身近さもありました。 DRIP15はパンク修理セットか輪行袋と一緒に持ち歩いてます。短くても柄が丸くて広いので手が痛くないですし、しっかり力がかかる感じが気に入ってます。あとやっぱ見た目美しくて好きです!

sfiDARE Crit in GUNMAで優勝した時の1枚。
愛車:Cinelli MASH Parallax2017
メーカーから一言:長さ125ミリと15ミリレンチにしては小柄で、ポケットやツールケースに入れても持ち運びやすいデザインです。コンパクトですがしっかりとトルクを掛けれて、一本は持っていて損はないサイズ感なので、プレゼントやレースの景品などでも人気があります。名入れも可。
携帯性と実用性を兼ね揃えた「AQUALIA15」


AQUALIA15を選んだ理由、使った感想など教えてください。
スケさん / 会社員
RUNWELLの工具やパーツを初めて見た時は一目惚れ。見た目だけじゃなくとにかく手に馴染む。所有欲というのは兎にも角にもあまり良く思われないけど、せっかく所有するなら、良いモノづくりをしてる作り手から購入した方が良いと思います。 とにかくここの作り手は良い人です。”良い”づくし”RUNWELL”。皆さま是非手にとってみてください。 私のピストは全てRUNWELLピスト専用工具を使用。パーツも全て揃えてます。(パーツに関しては細かすぎて見えないと思いましたが笑)。外見では分からないけ れど、常に”RUNWELL”からメンテナンスして通勤や休日のピストライフを楽しんでます。

スケさんのバラ完最高峰のドスノ。
愛車:
2016製リーダーバイク735グロスホワイト
2018製リーダーバイク735マットブラック
2021ドスノベンタTOKYO
メーカーから一言:たかがレンチとおっしゃる方もいらっしゃいますが、シンプルと機能美を追求したデザインです。実用的であり持ち運びも苦にはならない。それを追求してたどり着いた長さが170ミリでした。東京五輪、パリ五輪と世界のナショナルチームメカニックにも愛用された一番人気のサイズです。
トラックメカニックからの依頼を形にした「VATTO15」


VATTO15を選んだ理由、使った感想など教えてください。
菊池岳仁さん / 競輪選手
VATTO15を選んだ理由は使いやすいのはもちろんですが、必要なトルクを楽にかけられるからです!従来品だと締め付け作業時に工具が動かなく(回らなく)なってからも、力を入れて締めないと適正トルクが出せなかったものが、VATTO15なら動かなくなるまで締めるだけで適正トルクをかけることができ安心して使うことができ ます!毎日使うものとしてVATTO15はもう手放せないと思います!

レースに挑む菊池選手
愛車:リンセイラボ
メーカーから一言:長さ 250ミリのロングサイズ。レースの時は短時間の中で何回もタイヤ交換をおこなうメカニック専用となります。理由は締め込んだナットを少ない力で緩めやすいからです。締め付けるときの手の感覚で力加減を調整できる方にお薦めの一本。締めすぎはハブのシャフトのネジや、ナットのネジに良くありませんのでお気を付けください。
3名のユーザーさんの使用感やコメントを記載させて頂きましたが、詳しくは各製品のページに記載してありますの。また、ランウェルとのコラボ、ダブルネーム、共同開発などに興味がありましたら是非メールやDMでご連絡ください。
最後に、競輪選手向けにデザインした10mm×15mmコンビネーションレンチ「NEZILE1015」をご紹介します。これ一本で、チェーン引きを緩めてホイールを交換ができる規格的にもめずらしい工具です。熱間鍛造で造形したネジレ形状が手に馴染むデザインになっています。是非一度握りしめて使用感を味わって欲しい一品です。


今回、4種類のランウェル15㎜レンチを紹介しましたが、いかがでしたか?ピストレンチ選びの際に参考にしていただければ幸いです。ご協力いただいたユーザーの皆さん、ありがとうございました!